今日の学校は何点?
4月1日朝刊のコラム「親子de新聞」では、親子の対話の大切さのお話をしました。当欄では、対話のコツをもう一つ、お教えしましょう。
子どもに「今日の学校はどうだった」と漠然と聞いても、期待する答えは返ってこないのはきっとどこのご家庭も同じでしょう。我が家では、試行錯誤の末に「今日の学校、楽しさは何点だろう」と聞いてきました。点数で聞いてみると案外即答してくれるものです。
さて、ここでもうひと工夫、次の質問では、「今日の学校、悲しさでいえば何点かな」と聞いてみるといいでしょう。こうすることで、子どもの1日がかなり深く分かるようになります。そうやって親子の会話も、さらに進みますよね。
そして、お父さん、お母さんも1日をふりかえって点数をつけてみてください。「ママは今日の楽しさは●●点だったよ」。そうやって、子どもに語りかければ、家族のコミュニケーションはさらに進みます。
新聞には、親子の対話に役立つきっかけやヒントがたくさんあります!
酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。
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