親子の会話を活性化
読売新聞の1月6日朝刊のコラム「親子de新聞」では、学校でも採用が始まった「アクティブ・ラーニング」の対策に新聞活用が有効だというちょっとしたアイデアをご紹介しました。当欄では、もう少し具体的に、その方策をお教えしましょう。
アクティブ・ラーニングといえば、皆で意見を出し合いながら協力して課題を解決していくこと。家族間でもコミュニケーションを取るための有効な方策になります。以前も当欄でご紹介した「点数付け」のテクニックを応用すれば、家族間の会話も「アクティブ」になること請け合いです。
我が家では新聞記事を選んで「この記事に点数を付けるとしたら何点?」という会話を続けました。子どもたちが思い思いの点数を付けたら、今度は「なぜその点数をつけたの?」と続けて聞いてみてください。今日のうれしいニュース、悲しいニュースを選ばせてもいいですね。
親のちょっとした質問に対して、瞬時に自分の考えをまとめ、相手に伝える。自分とは異なる意見を聞いて、考えを改める。記事を読んで自分の考えをまとめるのですから、ニュースに触れるだけでなく、自分の知識を広げるきっかけにもなります。
家族の会話を活性化するためにも、新聞はとても大切なんです。やっぱり新聞って、いいよね!
新聞には、親子の対話に役立つきっかけやヒントがたくさんあります!
酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。
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