2030 SDGsチャレンジ

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海プラ問題 解決するのは君だ!~高校生参加者を募集

※エントリー受付は締め切りました

 海洋プラスチック問題をテーマとした高校生の研究プログラム「海洋プラ問題を解決するのは君だ!」(特別協力=東京大学大気海洋研究所、読売新聞社)が8月30日に始まる。コロナ禍を逆手に取って、国内外どこからでも簡単に参加できるよう、来年2月までの全課程をオンライン会議で進める。

 

 プラスチックは、「大量生産・大量消費・大量廃棄」を続ける現代社会の代表例だ。国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」の対象(目標12=つくる責任 つかう責任)でもある。プラスチックの多くが海洋に流出しており、誤食した魚介類や鳥類、ウミガメなどの生存を脅かしている(目標14=海の豊かさを守ろう)。魚介類を食べる人間の健康被害も懸念されている。

 

 プログラムは、駒場東邦高等学校(東京・世田谷区)3年の楜澤(くるみさわ)哲さんら高校生から協力要請を受けた読売新聞社が東大大気海洋研究所に呼びかけ、開催が決まった。同研究所の研究者のほか、高校生が独自に交渉した他大学の研究者などが問題解決に向けた思考法をアドバイスする。日清食品やベネッセグループなどの企業はプログラムの運営資金を提供する。

河口から約8キロ上流の荒川河川敷で細かく砕けたプラごみやペットボトルを見つけた実行委員会のメンバー(秋山哲也撮影)

 

 テーマは、プラスチック製品の(1)代替手段(2)リサイクル手法の最適化(3)海洋環境への影響削減――の三つ。参加対象は国内外の高校生・高専生で、テーマごとに文系理系の違いや地域を超えた混成グループをつくって現状分析し、高校生ならではの斬新な解決策を社会に提示する。

 

 プログラムの全課程で、オンライン会議などのICT(情報通信技術)を活用する。利用環境があればだれでも国内外から応募でき、参加費は無料だ。研究成果は研究者や協賛企業などによって審査され、優秀チームを選出する。優秀チームは、横浜市で来年2月に開かれるSDGsの国際会議で成果を発表するチャンスもある。

 応募締め切りは8月19日。初回会合は8月30日を予定している。

海洋プラ問題を解決するのは君だ!~高校生×研究×社会問題解決プログラム

【募集人数】高校生と高専生100人

【活動方法】オンライン会議システムなどを使い実施

【活動期間】8月30日~2021年2月(約6か月)

※締め切りました 

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(2020年7月29日 09:30)
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