2030 SDGsチャレンジ

くらしにSDGs

「SDGsのぼり」も登場 後輩に17目標わかりやすく伝える(東京・杉並区立松ノ木小学校)

 

5年生のSDGs学習を3年生に発表

 

 5年生が取り組んだSDGsに関する学習を、後輩の3年生に発表する会を行いました。

 

 きっかけは、2022年9月に行われた「読売新聞SDGs新聞」の石橋大祐編集長の出前授業。「新聞記者の仕事」を教えてもらった子供たちは、「何かを調べ、発信すること」の楽しさを知り、「SDGsについても詳しく教えてほしい」と、SDGsをテーマにした授業をお願いしました。

 

 

 石橋編集長は、同世代の小学生たちが、SDGsの様々な課題を「じぶんごと」として考え、行動している事例をわかりやすく教えてくれました。総合学習の時間を使って、自分たちの興味のある目標について調べているうちに、「地域の人にもSDGsの目標を知ってもらいたい」と、「SDGsのぼり」を作るアイデアが出ました。2~4人ずつが手分けして、わかりやすく説明した17本の「のぼり」を作成するとともに、クラスメートや先生にも、それぞれが興味をもった目標についてアンケートを行うなどして、理解を深めていきました。石橋編集長が教えてくれたのは「SDGsについて知って、行動して、発信する」こと。「後輩」たちに自分たちの学びを知ってもらおうと、発表会を行うことになりました。

 

 

 発表会では、それぞれが興味をもったテーマについてまとめたスライドを、タブレット端末で発表しました。2~3人ずつに分かれた3年生たちが、入れ替わりながら5分ずつ、話を聞いていきます。5年生たちは、「ジェンダー平等」などの難しいテーマも、「見えない壁を無くそう」など、それぞれに表現を工夫しながら、わかりやすく説明するように気を付けていました。説明を繰り返すうちに、声がかすれている子もいましたが、「とってもわかりやすかった」「本も紹介してくれたので、自分で読んでみようと思った」などの3年生の感想を聞いて、達成感にあふれた表情を見せていました。

 

 最上級生になる新年度は、学校全体のSDGs活動を引っ張ってくれるよう、期待しています。(堀友泰孝先生)

 

 


(2023年3月22日 21:00)
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