SDGs学習をアクションにつなげるには?(沖縄県立知念高校)
知念高校からはたくさんのアクションが寄せられている
沖縄県立知念高校・照屋民子先生
「SDGs@スクール チャレンジ校」に配布している「読売SDGs新聞」では、児童・生徒のみなさんの活動を募集しています。SDGsを「じぶんごと」にし、アクション(行動)に結びつけるコツを、チャレンジ校の沖縄県立知念高校で活動に取り組む照屋民子先生に聞きました。
生徒たちに「自分たちでもできる活動」を考えてもらうことを意識しています。
地理歴史・公民を担当しており、SDGsを知識として学ぶだけではなく、小さなことでもいいので自分たちで始めてほしい、と考えていました。授業では、新聞やニュースなどで取り上げられているSDGsに関する取り組みなども紹介し、生徒たちに「地球規模の問題でも、難しく考える必要はない」と伝えるようにしました。
読売新聞のサイトでも紹介されていた、広島県の高校生たちの取り組みも参考になりました。コイの養殖が盛んな地域の特性を生かして、壁にぶつかりながらも活動を続けていく同世代に、生徒たちは刺激を受けたようでした。
高校生ですから、いきなり大きなことはできません。それでも、ペットボトルで花瓶を作ったり、ごみを減らすために家庭でもできる取り組みを始めたり――。生徒たちはそれぞれ、できる活動に取り組みました。「ジェンダー平等」を意識した活動を挙げた生徒も多かったようです。少しずつ、周囲を巻き込んだ活動に発展していくことを期待しています。
(2022年2月16日 08:00)