「SDGsまわし読み新聞」を作成(千葉・昭和学院秀英中学校)

グループに分かれて「SDGsまわし読み新聞」を作りました

 

昭和学院秀英中学校・秋葉亜紀先生

 新聞から「同世代に伝えたい」記事を選び、「SDGsまわし読み新聞」を作りました。

 2年生は1年間、総合学習の時間を中心にSDGs学習に取り組んできました。1学期には読売新聞の記者の方を招いて、インタビュー術や記事のまとめ方を学びました。夏休みには少人数のグループごとに企業などに連絡を取って、それぞれの取り組みを学ぶ「夏チャレンジ」も行いました。その過程で、外国人と日本人が暮らすシェアハウス「ボーダレスハウス」の活動に興味を持ち、運営団体の方による講演会を開催した生徒たちもいました。

 

 

「ボーダレスハウス」について学んだ生徒もいました

 

 「SDGsまわし読み新聞」は、こうした活動の集大成です。5~6人のグループに分かれた生徒たちは、記者の方の指導を受けながら、まず、当日の新聞から、それぞれが興味を持った記事を選びました。次に「同世代に伝えたいSDGsのニュース」をテーマに、議論しながら3本の記事に絞り込みます。最後に、「3本の記事に共通するメッセージ」を「見出し」にまとめ、選んだ記事を思い思いのレイアウトで模造紙に貼り付けて、「世界に一つだけのSDGsまわし読み新聞」を完成させました。

 

選んだ記事を思い思いのレイアウトにまとめました

 

 ウクライナ問題や校則に関するニュースと、選ばれた記事は様々ですが、「個人の尊重」「暮らしやすい世界に」「学生のチカラ」など、生徒たちは思い思いのメッセージを込めた見出しにまとめました。世界や身の回りの課題について知り、行動して、それを伝えていくことも、SDGsの活動では重要です。「どんなニュースもSDGsにつながっている。もっと新聞を読もうと思った」「レイアウトを考えるのが難しかった」など、生徒たちはそれぞれに伝えることの楽しさを学びました。新年度もSDGs活動を深めていってくれることを期待しています。

 


(2022年3月28日 15:28)
TOP