日本語検定 ワンポイントアドバイス5 二語の関係

よく出題される問題の傾向など、「日本語検定」の攻略法を伝授します。一度読んでおけば、得点アップにつながるかも!?

 

その5 二語の関係

日本語検定では、「二語の関係」について問う問題が出題されることがあります。「二語の関係」の問題は、それぞれの言葉の意味と、その関係の二つが正確にわからないと解けない、語彙力(ごいりょく)が問われる問題です。語彙力は練習問題を解くことなどによって磨かれるものではなく、日頃の読書など言語活動の成果によって培われるものですから、対策がしにくいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は検定問題で出題されたさまざまな関係の中から、特に頻出する関係をご紹介します。

 

■「二語の関係」ではこれをチェック!

ある言葉と、それに似た言葉(類義関係)

【合点-納得】【十字路-四つ角】【帰り道-復路】など

ある言葉と、それと反対の意味の言葉(対義関係)

【絶対-相対】【顕在-潜在】【豊漁-不漁】など

ある物事と、それに含まれるもの(上下関係/包含関係)

【惑星-地球】【貨幣-紙幣】【鳥-すずめ】など

ある動作・行為とその対象となる事柄

【治療-疾患】【輸送-貨客】 【貿易-外国】など

ある動作と、それを行う場所

【乗降-プラットホーム】【台所-調理】など

 

この他に、「道具とその用途」や「物とその一部分」、「名前とその敬称」など、語と語の関係にはさまざまなものがあります。新しい言葉に出会ったら、その言葉をこれらの関係に当てはめて、どんな言葉が入るのか考えてみるといいですね。


その4<< 日本語検定 >>その6

 

(2019年7月31日 11:54)
TOP