日本プラスチック食品容器工業会は、プラスチックの基礎知識や食品容器の役割、リサイクルなどについて学ぶ出前授業を行っている。同会は食品を入れるトレーや弁当容器・丼などのプラスチック食品容器の製造会社の団体。
出前授業では、
(1)石油からプラスチックがどのように製造されているか。石油を分解して出来る原料「ナフサ」などの疑似サンプルを見せ、パネルで製造過程を説明する。
(2)プラスチック原料をシートに加工。更にそのシートを加熱して軟らかくし、型に転写して容器にする仕組みを説明する。
(3)プラスチック食品容器が産地や食品工場でどのように活躍しているかを解説。また、廃棄された容器がどのようにリサイクルされているかを説明する。
(4)実際にプラスチックシートが加熱され、容器になる過程を簡易成形機(重量35㎏)で実演。 参加者自身もプラスチックの成形を体験する。
2014年6月20日に出前授業を行った埼玉県川越市立野田中学校では、中学1~3年生の40人が参加。成形体験には多くの生徒が参加したいと手を挙げた。また、6月21日の同県越谷市大袋東小学校でも1~6年生が一緒にチームを作り、各チームで成形を行ったが、自分でやりたがる人が続出し時間が足りないほどだった。
日本プラスチック食品容器工業会の教育プログラム
>>日本プラスチック食品容器工業会「プラスチック食品容器の機能と役割・環境」(小,中,高~一般向き)