都立葛西南高校(東京都江戸川区)で6月1日、防災について考える特別講話が開かれた。東京都千代田区にある防災教育普及協会の事務局長・宮崎賢哉さん(36)が、地震や津波に備える大切さについて説明した。
同校の1年生約280人が校舎に1泊して防災について学ぶ「防災宿泊訓練」の一環で行われた。宮崎さんは、東日本大震災の被害状況を映像などで説明。東北地方の高校生たちが、大災害への備えについて話し合った「次世代防災会議」の様子を掲載した今年3月11日の読売新聞朝刊を配り、災害時に取るべき行動について議論するよう求めた。
紙面を読んだ生徒たちは、「普段から避難経路を確認することが大事」「地域の団結力が必要だ」などと意見を交わしていた。
防災教育普及協会の教育プログラム
>>私たちが考える「防災の未来」~次世代防災会議ワークショップ~(中,高向き)