第80回 NIE土曜サロン まわしよみ新聞作り

特別支援教育に関する講演を聞く先生方

 新聞を授業で使うノウハウを学ぶ第80回NIE土曜サロンが4月22日、読売新聞東京本社(東京・大手町)で開かれ、小中高校の先生ら約20人が集まり、まわしよみ新聞作りに取り組んだ。

 

 日江井俊男NIE部長があいさつした後、保井隆之・教育ネットワーク事務局次長が、社会部などで長年取材してきた特別支援教育について講演すると、現場で問題を抱える先生から質問や意見が寄せられ、他の先生方からは共感の声があがった。

 

 まわしよみ新聞作りでは、先生方が4、5人グループに分かれ、当日の読売新聞朝刊から各自の視点で選んだ「いち押し記事」を持ち寄り、意見交換して、グループごとに独自の壁新聞を作り発表した。

 

 サロンを主宰する秋山純子NIE企画デザイナーは、高校の今年度国語教科書に「まわしよみ新聞」が掲載されていることを紹介して、主体的で対話的な深い学び(アクティブ・ラーニング)につながる新聞活用方法の実践を呼び掛けた。

 初めて参加した、つくば市立要小学校の六笠(むかさ)芳江教諭は「以前から新聞活用教育(NIE)に関心はあったが、できなかった。サロンに出て、いろいろなヒントを得た。実践したい」と話していた。

 

先生方は、高校の国語教科書にも載った「まわしよみ新聞」作りに取り組んだ

 サロンは2008年1月以来、ほぼ毎月第4土曜日午後2時から開催して、これで80回目。参加申し込み(無料)は、メール(nie7717@yomiuri.com)で前日までに「読売新聞東京本社 教育ネットワーク事務局」へ。

(2017年4月24日 16:49)
TOP