ベトナムでクレジットカードを使ってみた ~ 大学生活 × クレカ④

 

 

 

 ※この記事は、一般社団法人 日本クレジット協会の協力で作成しています。

 大学生になって初めての夏休み。8月中~下旬にかけて、2週間のベトナム旅行に行ってきました。初めての1人での海外。不安なことはたくさんありますが、やはり一番は現地での買い物です。国内では何度か使ってみたクレジットカードは、果たしてベトナムでも使えるのでしょうか。

(國學院大學・佐藤彰紀、写真も)

 

初めての海外旅行

 

 ベトナムの通貨・ドンは、日本円で約0.006円。事前にインターネットで調べると、「とにかく桁数が多くて大変」という情報が目に入りました。「ちゃんと買い物できるかな」と思いながら、南部・ホーチミン市のタンソンニャット国際空港に降り立ちました。

 

 案内表示はベトナム語ばかり。空港から出るのも一苦労です。何か調べ物をするのに、まずはスマホが使えるようにしなければなりません。空港の出口付近にあるカウンターで現地の通信会社のSIMカードを買います。値段は50000ドン(約300円)。出国前に両替は済ませてありましたが、予想通り、いきなりの計算地獄。思い切ってクレカを使ってみると、タッチ決済で簡単に買うことができました。

 

 

 空港から約7キロ離れた市街地のホテルへの交通手段はバスで向かいます。バスの運賃5000ドン(約30円)は現金払い。額面が大きいのでお札で払いました。バスの窓から外を見ると、たくさんのバイクが走っています。「ベトナムはバイク社会」。事前に調べた情報を思い出しながら、海外に来たことを実感しました。

 

 料金はクレカで事前決済済みなので、チェックインもスムーズです。荷物を置いて、早速ホーチミンの市街を散策すると、気温が高く喉が渇きます。「いきなり現地の飲み物を飲むのは心配だな」と思っていると、運よく日本のスーパーの看板を見つけました。

 

 日本でも馴染みのある商品から、現地の飲み物まで、品ぞろえは充実。日本でも売っているスポーツドリンクを手に取り、レジに向かうと、キャッシュレス対応の看板が。支払いはクレカで済ませます。13000ドン(約80円)の買い物をカードで済ませるのは不思議な気分。飲みなれたスポーツドリンクが体に染み渡りました。

 

露店はさすがに現金~首都・ハノイ

 

 ホーチミンで1週間を過ごし、飛行機で首都ハノイに向かいます。到着時に使ったタンソンニャット国際空港から、ハノイのノイバイ国際空港までは約2時間。飛行機の窓から山や川を眺めていると、あっという間に着いてしまいました。首都とはいっても、人口はホーチミンの方が多く、ハノイはベトナム第二の都市です。

 

 

 ハノイの観光地は、駅の周辺に集まっているので、散策しているとあっという間に一日が終わってしまいます。印象に残ったのは、ホー・チ・ミン初代国家主席の遺体が安置されている「ホー・チ・ミン廟」。広大な敷地の中央に巨大な墓があります。入場は無料ですが、敷地の入り口でセキュリティーチェックを受けるほか、写真撮影も禁止。敷地内には、ホー・チ・ミン氏が晩年に暮らしていたという家もあり、当時の様子を感じることができます。

 

 ベトナムでは「バインミー」と呼ばれる、パンにお肉や野菜を挟んだ食べ物が街のいたるところで売っています。細い路地にも露店があり、たくさんの人で賑わっています。ハノイ駅周辺のお店で「フォー」と呼ばれる麺類を食べましたが、クレカは使えなかったので、40000ドン(約240円)をお札で払いました。

 

 

 滞在中、前半のホーチミンは商店も多く、特に海外資本のお店ではクレカが使えました。一方、後半のハノイではあまり使う機会がありませんでした。ホーチミンもハノイも、露店ではおいしいベトナム料理を手ごろな値段で食べられますが、ほとんどが現金払いです。ハノイで働いている日本人の会社員に尋ねると、「普段はクレカを使うが、使える店はあまり多くない」とのこと。ハノイではドンでの支払いにもだいぶ慣れましたが、着いたばかりのホーチミンではとりあえずクレカが使えたことで、不安もだいぶ和らいだ気がします。海外旅行にはクレカが欠かせない、と実感した2週間でした。

 

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(2023年10月31日 12:00)
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