<対象>
アスリートの生徒・学生(中高生や大学生)、運動部・競技部の指導者等
<主な教科、領域>
スポーツ医科学、健康教育、スポーツ政策、コミュニケーション、キャリア教育
<授業のねらい>
近年、女性アスリートの活躍が顕著となっていますが、近代五輪への女子選手参加が認められたのは、1900年のパリ大会からでした。この約100年の間に、どのような社会的な動き、医科学的な発展があり、2012年ロンドン五輪の全競技で、女性種目が実施されるまでになったのでしょうか。これまで知られていなかった女性の身体的特徴を考慮した医科学サポートや、女性スポーツにおけるリーダーシップを学ぶことで、様々な場面や組織・グループで活かすことが出来る知識、コミュニケーションスキルや目標達成の手法を身につけられることが期待できます。
<主な内容>
■45分(または50分)×2コマ
前半に、女性スポーツ研究センターの講師が講義を行い、後半は、生徒・学生等によるグループディスカッション・実践等を通して、身近なもの、実生活に応用できるものであることを学んでいただきます。
■2つの基本プログラムがあります
先生方のご要望に応じて、授業内容をアレンジしたり、オリジナルの授業を作ることができます。
1)女性アスリートのコンディショニング
前半は、女性アスリートのコンディショニングについて、スポーツ医科学的側面から正しい知識を身につけます。その後、自分たちの生活等と医科学的根拠とを結びつけ、スポーツ医科学が身近なものであることを学び、最後に女性スポーツ研究センターが作成したオンラインテスト(クイズ)や自身の体組成を知る計測等(予定)を実施していただきます。女性アスリートのコンディショニングという内容ですが、女性だけが理解している状況では今後の発展が望めないことも明確になっているため、男子生徒・学生にもぜひ一緒に学んでほしい内容です。
2)女性スポーツリーダーシップ
前半は、女性スポーツ発展の歩み、歴史を学びます。その後、スポーツ界においてリーダーシップをとってきた女性の成功から、目標を達成するための手法や信念を貫くためのコミュニケーションスキル等を実践します。女性スポーツリーダーシップという内容ですが、100年前までは存在せず急速に発展したこの分野を通して、組織やグループにおけるリーダーシップ、コミュニケーションについて、男女共に考え、学んでいただける内容です。
※実施は無料です
※授業は、講師1名、補助指導員1名(未定)で行います
(1)講師:鯉川なつえ(女性スポーツ研究センター・副センター長 / スポーツ健康科学部・准教授)
(2)講師:小笠原悦子(女性スポーツ研究センター・センター長 / 大学院スポーツ健康科学研究科・教授)
<対応可能な時期>
(1)女性アスリートのコンディショニング:年1回
(2)女性スポーツリーダーシップ:年1回
<対応可能な地域>
全国
これまでの授業
■2015年10月26日/佼成学園女子中学高等学校(東京)約70人
■2015年5月7日/カ・ラ・ダファクトリーA.P.パイレーツ約20人
応募する
※応募するには参加登録・ログインが必要です