りそな銀行「銀行の仕事とは」×羽衣学園高

紙幣の数え方を指導するりそな銀行の松岡さん

 読売新聞教育ネットワークの関西発の出前授業が1月14日、大阪府高石市の羽衣学園高校(馬場英明校長)の1年生5クラスで行われた。


 りそな銀行は、久米田支店の丹保(たんぼ)仁さん、大北綾香さんと貝塚支店の有働直起さん、泉大津支店の松岡興平さんが二組に分かれて授業を行い、銀行の仕事についてクイズなどを交えながら説明した。

 丹保さんと大北さんは、「預金」「融資」「為替」の銀行業務を説明した後、「1億円のお札の重さは20㎏である」や「お札になった動物にはすずめがある」など銀行やお金についてクイズ。その後、生徒1人ずつに研修用模擬紙幣を配った。

 お札の数え方には、横読みと縦読みの2種類があるといい、丹保さんが、それぞれ実演した。生徒たちも、扇形に模擬紙幣を広げて数える横読みに挑戦。2人は悪戦苦闘する生徒のそばへ行き、目の前で紙幣の持ち方や手の動かし方を指導していた。

 5分ほど練習した後、6人ずつのグループの代表が、それぞれ異なった枚数の模擬紙幣を渡され、早さと正確さを競って、真剣な表情で数えた。中には、お札を1枚ずつ机に置き、数え直す生徒もいた。6グループ中3グループが正解した。


 最後に、丹保さんは中学1年生から大学4年生まで部活でテニスを続けたことを挙げ、「勉強と部活の両方をしんどい中で、自分なりに頑張っていく方法を見つけた」と話し、大北さんも「前向きに色々な経験をすることや人と関わっていくことが、生きていくことの糧になる」とメッセージを送った。


 授業を受けた奥岡美奈さんは「クイズがあって分かりやすかった。それにお札の数え方も分かってよかった」とうれしそうだった。また、寺家未都(みさと)さんは「銀行というと、堅い感じだけれど、聞きやすかった」と笑顔だった。

(2015年1月26日 09:29)
TOP