日本生命は3月10日、三鷹市立第四中学校で、中学3年の生徒約120人を対象に「わたしの未来設計図」と題した出前授業を行った。企業と学校の交流を推進する読売新聞教育ネットワーク活動の一環で、「卒業前に自分の将来を考える機会にしてほしい」(秋山純子校長)との意向で実現した。生徒たちは熱心に話し合ったり、メモを取ったりした。
授業はクラス単位で計3回行われた。講師を務めたのは、日本生命CSR推進室の藤山富美恵室長と河南(かんなん)晴久課長補佐。河南さんは、保険について「みんなでお金を出し合い、困った人のために使う助け合いのしくみ」と説明。クイズやグループ討議を交えながら、少子高齢化が急速に進む実態も解説した。進学、就職、結婚、子育て、老後に至る「ライフイベント」ごとにかかる費用について、「一般的な4人家庭だと、合計で2億円ぐらいかかる」と話すと、生徒の間から「高い!」などの声が漏れた。
藤山室長は、「はっきりした夢を持っていなくても、見つかるまで、いろんな選択肢を残せるよう、今をしっかり歩んでいくことが大事だと思う」とまとめ、河南さんは「人生には、上り坂、下り坂、そして『まさか』があります。予想外の出来事に備え、保険や預貯金が必要になるのです」と締めくくった。
最後に、秋山校長は、卒業を間近に控えた生徒たちを前に、「人生いろいろあります。置かれた立場を運命と受け止め、自分を輝かせるよう、それぞれの道を進んでほしい」と呼びかけた。
3年C組の女子生徒の1人は「将来のことを漠然と考えていたので、詳しく学べてよかった。教育にもお金がかかることを聞き、親に感謝したい」と感想を話した。
日本生命の教育プログラム
>>日本生命「わたしのライフデザインと支え合うみらい(中,高向き)」※2019年プログラム更新