「本の街」可能性考える...千代田区長ら、シンポ「神保町と本の文化の未来」で
本の街として知られる東京・神保町の可能性について考えるシンポジウム「神保町と本の文化の未来」(東京文化資源会議主催、神保町文化発信会議共催)が10月23日、東京都千代田区の出版クラブで開かれた。
冒頭、活字文化議員連盟の会長を務める上川陽子・元外相が「官民連携で神保町の未来の実現に向けて持てる力を最大限発揮していただきたい」とあいさつ。基調講演では樋口高顕・千代田区長が、魅力ある街並みを維持しつつ、老朽化した建物の建て替えを進めるルール作りの必要性などを語った。
公益財団法人「文字・活字文化推進機構」の山口寿一理事長(読売新聞グループ本社社長)は、同機構で読書人材の育成などに力を入れていることを報告し、「全国各地に本の好きな人を広げ、神保町に集まる状況を作り出したい」と話した。

あいさつする上川陽子・元外相(左)、出版関係者らによる座談会も開かれた(右)
(2025年10月24日 18:25)



