全国高校ビブリオバトル、山形大会は松田心桜さんV
高校生がおすすめの本を紹介し合う「全国高等学校ビブリオバトル2025」の山形県大会(山形県教育委員会主催、読売新聞社など後援)が11月15日、山形市で開かれ、山形西高2年、松田心桜さん(16)が優勝を果たして全国大会出場を決めた。
「フランス人は10着しか服を持たない」を紹介
ビブリオバトルは、1人5分の持ち時間で愛読書の内容や魅力を語り、2分の質疑応答を経て、聴衆の投票で最も読みたくなった本を決める。山形県大会には9校から15人が出場し、熱弁を聞いた約50人が投票した。
優勝した松田さんが紹介したのは「フランス人は10着しか服を持たない」(ジェニファー・L・スコット著、大和書房)。日々の生活を「退屈だと思うのではなく自分の力で彩る」ことを勧める本の魅力を、身ぶりを交えて伝えた。
松田さんは受賞後、「すごくうれしい。共感が得られるよう、自分の言葉で落ち着いて話すことを意識した」と喜びを語った。
松田さんは来年2月8日、東京都港区の「TAKANAWA GATEWAY CITY」で開催される「第12回全国高校ビブリオバトル」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、JR東日本特別協力)に出場する。



