「ながら」で耳になじませる
読売新聞の12月2日朝刊のコラム「親子de新聞」では、家庭で簡単にできる英語トレーニング法を提案しました。さて、当欄では、さらに役立つアイデアを紹介しましょう。
それは寝る前の「英語タイム」。子どもの寝室で、英語の歌、会話のCDをかけ続けることです。かけっぱなしで寝てしまっても構いません。
寝室で英語を聞く習慣は「歯磨き」と同じようなもの。子どもたちの生活の中に自然に定着していくはずです。それは、テレビのコマーシャルを繰り返し聞いていると、そのフレーズを覚えてしまうことに似ているかもしれませんね。
とにかく、英語に対する拒否反応が出る前に、まずは慣らしてしまう。我が家の娘も息子も、何となく英語を聞いていることを繰り返しただけで簡単な英語であれば自然と聞き取ることができるようになりました。
車の中であっても大丈夫。英語の歌のCDを忍ばせておけば、子どもを乗せたときに必ずかけることができます。自然と英語に親しむようになりますよ。
新聞記事からカタカタ語を拾い読みして子どもたちにクイズを与えるのもいいですね。家族で会話しながら英語の苦手意識をなくす。簡単にできる「家庭内どこでも英語」環境を続けてください。
新聞には、親子の対話に役立つきっかけやヒントがたくさんあります!
酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。
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