親子de新聞 英語に慣れる題材に

 英語教育は近年、ますます重視されるようになっています。いまではほとんど公立高校入試でリスニングテストが課せられているほど。そこで家庭でもちょっとした時間があれば続けられる、子どもたちの英語トレーニング法を紹介します。

 

 何よりも大切なことは、英語に対する拒否反応をなくすこと。とにかく英語に触れ続けることが大切です。簡単にできることは歌や会話のCDをかけ続ける。リビング、車の中でも英語のCDを準備しておき、BGMのように流してしまうのもいいですね。

 

 日頃の親子の会話でも「これは英語で何と言うのか」「この英語は訳すとどういう意味?」と繰り返すことです。我が家ではいつもクイズ形式。新聞を広げると、たくさんのカタカナ語が出てきます。そうしたニュースをきっかけにして「金魚って英語で何?」「ソーシャルディスタンス、日本語では?」と続ければ、英語の苦手意識もなくなるはず。

 

 英語教育に必要な英文和訳、和文英訳の基礎にもなりますよ。こうして新聞を活用することによって、ちょっとした時間で家庭内英語トレーニングにもつながります。皆さんもぜひお試しください。

(2020年12月2日 読売新聞朝刊より)

 

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酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。


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(2020年12月 2日 11:37)
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