ピーチ酒井の 新聞読んでる親になろう 家庭学習は「帰宅後、即!」

家庭学習は「帰宅後、即!」

 読売新聞の5月6日朝刊のコラム「親子de新聞」では、「家庭でも時間割を」という取り組みをご紹介しました。さて、当欄ではその時間割をさらに役に立つアイデアを紹介しましょう。

 

 お薦めの時間割は、平日であれば「朝食時」、学校から帰宅後の「夕食前」、そして「寝る前」の3パターン。朝は新聞を活用した親子対話のきっかけづくり。

 

 夕食前は学校帰りなので、宿題、復習、音読など。小学生だとついつい遊びやゲームを優先しがちですが、この時期は生活習慣を身に付けさせるための重要な時期です。ここが肝心なのですが、我が家では家庭学習のスタートは「帰宅後、即!」が鉄則。授業の内容を忘れないうちに復習させることが大切です。

 

 寝る前の基本は「読書習慣」。本だけでなく、図鑑や絵本など取り組みやすい図書をめくるだけでもいろいろな情報が入り、大きな負担にはならないはずです。

 

 生活のリズムを作ることで、子どもたちは大人になってからも大切な時間の使い方を自分で考えられるようになります。そして、時間割の通りに過ごすことができるようになれば、親が「○○しなさい!」と怒ることもぐっと減るはず。

 

 今は新型コロナウイルス感染予防で大変な時期かと思いますが、学校が始まった時の準備として参考にしてください。

 

新聞には、親子の対話に役立つきっかけやヒントがたくさんあります!

酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。


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(2020年5月 8日 09:30)
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