みんなの意見で「SDGs募金」(江戸川区立鹿骨東小)
東京都江戸川区の区立鹿骨東小学校では、卒業前の6年生を中心に「SDGs募金」に取り組みました。緊急事態宣言など、様々な困難からスタートした学年でしたが、これまでにも環境教育などを通じて自分たちが学んだこと、考えたことなどを話し合ったり、発表したりする機会を作ってきたといいます。
読売新聞が作成した「読売SDGs新聞」で17の目標について理解を深めた子どもたちは、自分が取り組みたいテーマを選んで話し合いを続けてきました。「難民問題のための募金をしたい」「東南アジアの学校建設の力になりたい」----。様々な意見を出し合う中で、みんなで一緒に取り組める活動として決めたのが「SDGs募金」でした。
当初は3学期の学校公開に合わせて保護者にも呼び掛ける予定でしたが、2度目の緊急事態宣言のため、変更を余儀なくされました。それでも、子どもたちは朝の登校時や保護者面談などの機会に交代で呼びかけを続け、最終的に4万7000円余りの募金を集めることができました。「学んだことをきっかけに、自分たちで動いてくれたことが嬉しい」と中田伸代校長先生は目を細めます。「科学者になって気候変動を解決したい」「環境省に入ってSDGsに取り組みたい」。思い思いに夢を語るようになった子どもたち。SDGsの学びを確かな「じぶんごと」として、未来を変える大きな力になってくれるでしょう。(写真は同校提供)
SDGsの目標について、説明も自分たちで考えました |
たくさんの古着も集まりました |
交代で登校時に校門で募金を呼びかけました |
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