読売新聞の記事を基にした読解教材「よむYOMUワークシート」の効果を探る「読解力向上フォーラム」が8月18日、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれました。オンラインを含め、全国から教員や教育委員会関係者ら約80人が参加し、学力テストの正答率アップなど、具体的な成果を上げた活用例に耳を傾けました。
事務局報告
よむYOMUワークシートの概要
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事例発表
■よむYOMUワークシートによる「読み取る力」の育成
内藤みほ 東京都江戸川区立船堀第二小学校 教諭
朝学習の15分間で「よむYOMU」+付箋に意見を書く取り組みを続けた。全国学力・学習状況調査の国語の正答率が伸び、「読むこと」「書くこと」など全ての領域で、東京都の平均を大きく上回った。
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■よむYOMUワークシート×Google Classroom
古川貴康 和歌山県有田市立箕島中学校 教務主任
生徒が持つ端末に「よむYOMU」を配信、自動採点機能などを使い、生徒が苦手な問いを繰り返し解けるようにしたり、要約文を書いて友達と共有したりできるよう工夫する。図や表を読み取る力は、国語以外の教科でも役立っている。
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事例報告
教育ネットワーク事務局員が各地の学校の取り組みを取材しリポートします。
■私立校・高校での取り組み
「よむYOMU」は私立小中学校や高校でも利用され、「書く力がつく」「大学入試の基礎になる」などと評価されている。
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■岩手県遠野市教育委員会
「よむYOMU」に取り組むことによって、地域で育成している「語り部」の表現力の向上も狙う。
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講演
■多様な「読む力」を伸ばす「よむYOMUワークシート」
冨山哲也 十文字学園女子大学教授
とみやま・てつや 十文字学園女子大学教育人文学部児童教育学科教授。文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官(国語)として、学習指導要領の改定や全国学力・学習状況調査などに関わった。
よむYOMUは、日本の子どもたちの課題と言われてきた「情報と情報の関連付け」や「複数の情報の比較」を解決する教材だと思っている。2004年に国が示した「これからの時代に求められる国語力」が目指すものと合致する部分も多い。問題を解きながら、子どもたちの関心が広がっていくのも特長だ。短い時間で楽しく取り組める魅力的な教材なので一度ぜひ手に取ってほしい。
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講評
田中孝宏 読売新聞教育ネットワーク・アドバイザー
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質疑応答
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■過去のフォーラム、動画など