文京学院大女子高国際教養コースの1年生33人が8月20日、丸紅を訪問し、「中高生のための総合商社講座」を受講した。英語を学ぶだけでなく、英語を使って社会で活躍する将来をイメージすることを学ぶ同校の「グローバル・セミナー」の一環で、世界規模で展開しているさまざまな組織を訪問している。
まず同社広報部CSR・地球環境室の髙橋 景子さんが総合商社としての丸紅の仕事について紹介。生徒たちは、初めは「高校生にはあまりなじみのない業界の話」という印象を持って受講していたが、インスタントラーメンや輸入菓子など、丸紅が取り扱っているものが実は身近な商品だと聞き、「総合商社」を具体的にイメージできたようだった。
続いて、CSR(企業の社会的責任)について同社広報部CSR・地球環境室室長の頓所明彦さんが講義。会社の利益を追求するだけでなく、社員ひとりひとりが「世の中の役に立ちたい」と考え行動することの大切さを説いた。
最後に、同社広報部CSR・地球環境室室長補佐の東潤さんがインドネシアや東ティモールでの駐在について体験談を披露した。水道施設が十分でないために、必要に応じて淡水化・浄水施設が必要だったり、いざというときに緊急避難できるようホテルに仕立てた船に宿泊したりしたことなど、日本とまったく異なる状況にある国で働くことの大変さややりがいを語り、生徒たちもとても刺激を受けたようだった。現地で習得したというインドネシア語も披露し、さながら「ミニ・インドネシア語講座」のようだった。
丸紅の教育プログラム