ビブリオバトル

ビブリオバトルとは「本」を意味するラテン語由来の「ビブリオ」と、「闘い」を意味する「バトル」を組み合わせた造語。参加者がお気に入りの本を持ち寄り、順番に5分間で、その本の魅力などを紹介する書評ゲームです。全員が発表し終えたら、「どの本が読みたくなったか」を基準に全員で投票を行い、最も票を集めた本を「チャンプ本」とします。若者の読書推進イベントとして注目を集めています。

詳しくは>>こちら(21世紀活字文化プロジェクト)
東海大会は、東海高2年の青木さんが優勝(2017年10月12日)

 「全国高校ビブリオバトル2017」東海大会が10月9日、名古屋市千種区の椙山女学園大学で開かれ、「哲学的な何か、あと科学とか」(飲茶、二見書房)を紹介した東海高校2年(愛知)、青木勝之さん(16)が優勝した。青木さんは、来年1月28日に早稲田大学(東京都)で開かれる決勝大会に出場する。


 青木さんは、「この本は『ぶっちゃけ』『だって』とか、の言葉が使われていて、むずかしい用語は出てこない。皆さんも哲学的思考の面白さを味わってみませんか」と訴えた。「昨年は予選で敗退したので、大好きな本で優勝できてうれしい」と喜びをかみしめた。


 また、皇学館高2年(三重)の松田ひな子さんは2年連続で準優勝。松田さんは「コーヒーが冷めないうちに」(川口俊和、サンマーク出版)を紹介した。過去に戻ることのできる喫茶店を舞台に四つの物語で構成された小説で、そのうちの「夫婦」についてふれ、「最後は号泣してしまった。誰もが過去へ思いを抱いたことがあるはずなので共感できる」と語りかけた。

 大会には、愛知、三重、静岡の3県17校の代表が出場した。

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