「18歳選挙権」羽衣学園高校

住民投票を題材に議論する高校生と読売新聞の小松編集委員(中央)

 大阪府高石市の羽衣学園高等学校で2016年1月20日、高校1年生102人を対象に、読売新聞教育ネットワークがコーディネートした出前授業が行われた。出前授業を行ったのは、参加企業の日本生命と読売新聞の2社。

 

 読売新聞東京本社の小松夏樹編集委員が講師を務めた。授業では、選挙年齢が18歳に引き下げられたことから政治を身近に感じてもらおうと、03年に行われた堺市と高石市との合併の是非を問う住民投票を題材に、3人から4人のグループごとに、賛成か反対か話し合った。生徒たちは堺市と高石市の人口と地方債、将来負担率などの資料を参考に、「堺市と合併すれば、ごみが無料になるのでは」や「高石のいいところが合併するとなくなりそうなので反対」など様々な意見を出し合い、結論を導き出していた。

 

 小松編集委員は「みなさんにやってもらった議論は、政治そのもの。政治の始まりです」と語りかけた。

 

 授業を受けた1年生の森健悟さんは「現状を変えるための選挙だと思うので、選挙権を持つようになったら、選挙に行こうかなと思った」と話していた。

 


読売新聞社の出前授業(学校向け)

>>18歳選挙権・選挙の仕組みと政治参加(中~大向き)

(2016年2月 1日 09:28)
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