タナカ校長の徒然日誌[12]機械と人間、主体は......

[12]機械と人間、主体は......

 

 目的の停車場に着いて、バスを降りようと降車ドア前に向かった時のことだ。突然、運転手の厳しい口調がマイクに流れた。「ドアから離れてください。」

 都バスは、安全のために降車時センサーに触れる位置に立つとドアが開かない。どうやら、そのことに気づかずに立っている乗客に対して注意を促してるようだ。それに対して、何を言ってるのか分からず開かないドアに乗客は、イラついている。

 機械化されていく世の中で、うまくその波にのり機械と仲良く暮らせる派と、人間を主として生きているんだという人間派の戦いを見ている気がした。

 様々な事がインターネットとつながり変わると言われている現代。ますますわたしたちの生活は、急激な変化の中に置かれるのだろう。

 社会の変化によって人の暮らしが変わる。しかし、そのスピードに人間はついていけるのだろうか。

 これからいろいろな所で、機械と仲良し派と人間主体派のいざこざが見られるかもしれない。

 それにしても、センサーを知らない子供たちが、自然にセンサーを避けているのは凄いことだ。

 

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田中孝宏 小学校長

1960年千葉県船橋市生まれ。83年4月、小学校教諭に。2011年から現職。「ブラタモリ」にならって「ぶらタナカ」を続けている。職場の仲間や友人を誘って東京近郊の歴史ある地域を歩く。「人々はなぜ、この場所に住むようになったのだろう」と考えると、興味は尽きない。

 

(2019年9月30日 13:22)
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