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[86]先生の通知表 先生たちは私たちを評価してる 私たちも先生に評価をしたい 私たちだって 先生たちに直して ほしいところがたくさんあるんだ これでびょうどうだと思わない?
「こどもの詩」(2025年12月3日付読売新聞朝刊)に目が留まった。
自分の教え方に悩んでいた教師3年目の頃。年度末、通知表を書きながら、「そうだ。子どもたちに自分の教え方を評価してもらおう」と「先生の通知表」と銘打ったプリントを作って、書いてもらったことがあった。各教科の教え方の評定と所見の枠。評定は、なかなか厳しかったが、自分が工夫したり面白がって行ったりした授業は、評定が高かった。所見は、ファッションや短足胴長など身体的なチェック。「怒るときは怖いけどいつもは優しい」など、ここぞとばかりの言葉が並んだ反面、お褒めの言葉も少しはあって安堵した。
評価は難しい。特にその基準の在り方で変わってしまう。2030年度に向けて、中央教育審議会では、次期指導要領の改訂で評価についても検討がされている。少しでも、子どもたちの良さが引き出せるような評価基準を考えてほしいものだ。
人の評価は大事だけれど、自分で自分を正しく評価できる人がたくさん育ってくれるといいなぁと思う。
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田中孝宏 読売新聞教育ネットワーク・アドバイザー
1960年千葉県船橋市生まれ。元小学校長。「ブラタモリ」にならって「ぶらタナカ」を続けている。職場の仲間や友人を誘って東京近郊の歴史ある地域を歩く。「人々はなぜ、この場所に住むようになったのだろう」と考えると、興味は尽きない。