親子de新聞 「どこで」を意識しよう

 小学校3年生から4年生の社会では47都道府県の位置と名称、世界の主な国を学習するという項目が加わりました。かなりの数を覚えなければならないのですが、日常生活の中でのちょっとした習慣づけで、都道府県や国の名前を暗記する方法をお教えしましょう。

 

 それは、新聞を使って記事で出てきた国、都道府県、地名を地図や地球儀を使って確認すること。新聞の記事で国や県の名前が出てこない日はないですよね。いいニュースでも、事件事故の報道でも「どこで」という要素は必ずある。どこで何が起きたのかということを理解できることから社会科の家庭学習には最適です。

 

 小学校時代で得意だったはずの社会科が、中学生になって地理、歴史に変わると急に不得意にならないように、どこにどういう地名があるのかということを日頃から意識していれば、苦手意識もなくなるはず。夏休みの自由研究にも応用できます。

 

 日頃から親子の会話でも地名を意識していれば、トレーニングになるはず。地名を学ぶだけでなく、世の中を知ることにもつながるのは新聞ならでは。やっぱり新聞って、いいよね!

(2020年7月1日 読売新聞朝刊より)

 

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酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。


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(2020年7月 1日 12:00)
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