長い夏休みが終わるといよいよ新学期。子どもたちを勉強モードに切り替えるためには「親子ルール」を再確認することが大切です。
まずはルールその1「お互いの目を見てあいさつ」の徹底を。「おはよう」「いただきます」「ありがとう」は、必ず目を合わせて言うようにすれば、子どもの表情で親もいろいろなことに気付きます。
ルールその2は子どもたちへの「適切な声かけ」。どんな時でも「子どもたちのことを見ているよ」ということを実感させることが大切です。日々の声かけや、ちょっとした一言が励ましにつながり、子どもたちの「やる気スイッチ」もオンになりますよ。
「勉強しなさい」と言うよりも、「さあ勉強しようね」と呼びかける。あるいは「今日は何の勉強をしたの?」と問いかけられればもっといいですね。
そして、日々続けてほしい朝食時の習慣もここで再確認を。朝刊を活用して、親子の会話のきっかけとすることです。毎日、記事の見出しを拾いながら、時事問題にまで話を広げることができれば満点です。
こうして1日のリズムを取り戻していくことができる新聞って。いいよね。
(2020年9月2日 読売新聞朝刊より)
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酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。
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