ピーチ酒井の 新聞読んでる親になろう 道徳心を育む新聞

道徳心を育む新聞

 読売新聞の7月29日朝刊のコラム「親子de新聞」では、お子さんの心を育てる学校と家庭の連携についてお話をしました。さて、当欄では学力向上について、ご紹介しましょう。

 

 授業の理解度は、学力アップの方程式、すなわち「学校教育×家庭学習=本人の学力」のかけ算に置き換えられるんです。先生が学校で教えてくれることを家庭学習でさらに伸ばすこともできますが、何もしなければせっかく学んだことも身につきません。

 

 この方程式に実際の数字を入れてみると分かります。家庭学習の時間が少なければ、学校で習ったことはちっとも定着しません。ましてやその時間が「ゼロ」だとどうなるでしょう。かけ算では、どんなに大きな数字でも「ゼロ」をかければ、全く身についてないということになりかねませんね。

 

 そして、心を育てる、道徳心をはくぐむためには、やはり新聞です。良いこと、悪いことを判断する心を養うためにも、ニュースを題材に親子で対話をするように心がけてください。社会事象について「自分はどう思うのか」と表現することは、思考力、判断力、表現力を身に付けることにもつながりますよ。だからこその新聞。ぜひ、ご家庭で新聞を活用してください。

 

新聞には、親子の対話に役立つきっかけやヒントがたくさんあります!

酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。


前へ<< >>次へ

 

(2020年8月 7日 09:30)
TOP