新聞を就活に活用してみた件【就勝コラム#2】

 新聞を活用して大手マスコミの内定を勝ち取った先輩メンバーが、24卒の皆さんに就活の実体験をお話します。

 

頑張って新聞を読み比べてみた ~7月

 サマーインターンの応募が佳境を迎えています。7月のこの時期から、私は新聞を読みこむようになりました。

 

 「新聞は就活に役立つ」とはよく言われますが、いざ読もうと思っても「どこから読んでいいかわからない」という声を良く聞きます。まずは、興味のある記事から読んでみる「つまみ読み」を始めてみることにしました。

 

 いきなり苦手な政治や経済のニュースを読んでも、なかなか頭に入ってきません。まずは自分が興味のある社会面や地域面からはじめました。私はアルバイトなどの関係で、全国紙4紙を読み比ることができる環境にありました。同じニュースを伝えていても、少しずつ取材先が違っていたりして、一つのニュースを多角的に見ることができました。新聞によってニュースの扱いも分かれるので、各紙のニュースバリューも読み取れます。特に、東京五輪の時期だったので、各紙の姿勢を読み比べました。国民的な関心事について、さまざまな意見があることを実感し、知らず知らずのうちに視野が広がったと思います。

 

 新聞社を目指していたので、サマーインターンにも積極的に応募しました。読み比べの結果、他社と比較した上での強みも自然と理解できるようになりました。五輪へのスタンスの違いは、その社のイベント事業などを理解する上で、とても役に立ったと思います。ESでは、そういった違いを理解した上で、自分の強みを訴えるように心がけました。

 

 

 他の業界でも、新聞は役立ちます。興味を持った企業の情報収集として、電子版の検索機能を活用。各社の事業内容に対する魅力を、ESに盛り込みました。広告の仕事に興味があったので、新聞広告にも目を通し、印象的な広告は切り取って保存し始めました。新聞広告は、それぞれの社の商品・サービスを知る上で格好の素材です。SNSと連動した面白い仕掛けもあります。企画力が問われるESの設問や、インターンでのグループディスカッションでは、ライバルに差をつけることができたと思います。

 

 6月の末から8月にかけては、断続的にサマーインターンに向けたESの締め切りがありました。キャンパススコープの編集作業も大詰めを迎える多忙な時期でしたが、「学生時代に力を入れたこと」などの共通する質問も使い回すことはせず、実体験や新聞から得た情報なども踏まえて少しずつ違いをつけました。

 

 30社ほどESを出して、マスコミ6社(全国紙2社・地方紙・業界紙・地方テレビ・通信社)と、人材1社の計7社の書類選考を通過しました。通過率の低さに落ち込みましたが、ある大手食品メーカーの「お祈りメール」には、8千件の応募があったことが記載されていました。「とても勝てそうにない」と落胆する一方、希望するマスコミ業界のインターンには参加できたことが自信にもなりました。職種はビジネス職・記者職問わずチャレンジしました。業界理解の点ではとても参考になりましたので、この時期は無理に職種を絞り込まず、選択肢を増やすことを心がけた方がいいかもしれません。

 

 次回は、インターンでの具体的な経験についてお話しできればと思います! 

かれん先輩

都内女子大に通う4年生。キャンパススコープで広告部長を務め、新聞4紙を読み比べながらマスコミ業界を中心に就活。23年春、大手マスコミに就職予定。


第1回<< >>第3回

 

(2022年7月26日 07:39)
TOP