(2015年7月30日)
異見交論17「『本の置き場』から『学び支援の場』に転換を――大学図書館の未来を考える」
大学図書館に広がる業務委託の波に異議を唱える有川節夫・九州大学元学長と、条件付きで進めることでサービス向上につながると主張する深澤良彰・早稲田大学図書館長。両者の意見に対し、元千葉大学図書館長の土屋俊・大学評価・学位授与機構教授は、米国での先進事例を参考に深
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(2015年5月18日)
異見交論13「『学問の自由』を侵害するか ――国立大学と国旗掲揚・国歌斉唱」
「学問の自由」の侵害ではないか、いや国民として当然で大学も例外ではない――。文部科学省が、国立大学に入学式や卒業式などで国旗掲揚と国歌斉唱をするよう求める検討を始めたのを受け、議論が広がっている。4月の参院予算委員会での安倍首相答弁を受けて動き始めた、この問
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(2015年4月 7日)
異見交論11「シリコンバレーは日本に生まれるか?」 郷治友孝氏
いまの大学改革ではイノベーションは持続しない――。東京大学エッジキャピタル(UTEC)の代表取締役社長、郷治(ごうじ)友孝氏は、国立大学改革や国の政策の現状を危惧します。大学発のベンチャー(起業)に資金を投じ、産業化への支援をする「ベンチャー・キャピタリスト
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(2015年2月20日)
異見交論7「成否を握る産業界の支援」国立大学運営費交付金改革(下)
国立大学改革の今後の道筋を示した産業競争力会議「新陳代謝・イノベーションWG」の「基本的な考え方」。全国立大学86校を三つのグループに分けることでそれぞれの強みを最大限に引き出し、新しい産業を起こし、社会に活力を与えることが狙いです。大学改革の成否を握るのは
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(2015年2月13日)
異見交論6「競争的資金と合わせた見直し必須」国立大学運営費交付金改革(中)
国立大学改革の今後の道筋を示した産業競争力会議「新陳代謝・イノベーションWG」の「基本的な考え方」。国立大学を「地域活性化・特定分野重点支援」「特定分野重点支援」「世界最高水準の教育研究」の三つのグループに分け、毎年評価して次年度の運営費交付金額を変えるなど
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(2015年2月 6日)
異見交論5「ピンチをチャンスに」国立大学運営費交付金改革(上)
国立大学が「法人化」されて11年。国から支給される基礎的な経費「運営費交付金」の使い方を自ら決められ、翌年度への繰り越しもできるようになった国立大学法人に、いままた、新たな改革が突きつけられています。全86大学を3つのグループに分け、交付金の配分に「競争原理
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(2015年1月30日)
異見交論4「社会も意識の転換を」安西会長に意見や質問(2)
高校と大学、その間に横たわる入試の一体的な改革――これまでとは次元の異なる改革の理念には共感しながらも、不安を訴える声もあります。「高大接続」答申をまとめた中央教育審議会の安西祐一郎会長に意見や質問が寄せられています。前回に続いて、その一部を紹介します。(聞
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