企業と学校の交流を図る「読売新聞教育ネットワーク」の出前授業が4月20日、大阪府東大阪市の市立柏田(かした)中学校で行われた。5企業の講師が、それぞれの仕事の内容や社会との関わりを紹介した。
2年生約80人が五つのグループに分かれて受講。第一生命の講師は、就職してからの人生を疑似体験するすごろくを通し、どのくらいの出費が必要かを説明した。「住宅購入」「子供が海外留学」などのマスに止まるたび、生徒から「お金がなくなった」などと声が上がり、谷永稀(とわき)さんは「教育にお金がかかるのが分かった。親の苦労が少し理解できました」と話していた。
このほか、積水ハウスの講師は、建材によって住宅の保温効果がどう変わるかを解説。野村ホールディングス、日本取引所グループの講師は株式会社などの仕組み、三菱重工業の講師は宇宙開発の意義についてわかりやすく語った。
この日行われた教育プログラム
>>第一生命保険「ライフサイクルゲームⅡ~生涯設計のススメ」(中,高,大向き)
>>積水ハウス「地球温暖化と暮らし キャプテンアースの『いえコロジー』」(小5,6向き)
>>東京証券取引所(日本取引所グループ)「シェア先生の経済教室」(小5,6,中,高向き)